プラットフォーム内コラボレーション: 例外対応の効率化

project44 Task Management JP

世界中の輸配送管理者は、輸送モードや地理的な制約に関係なく、OTIF (On Time In Full: 希望どおりの納期で全量納品する)という使命を担っています。しかし、その道のりには大きな障害があります。それが「例外」事象です。遅延、誤配送、書類不備といった予期せぬトラブルが発生すると、業務の流れが妨げられ、サプライチェーン全体に深刻な影響を及ぼします。

輸送管理者にとって、例外は単なる小さな問題ではなく、慎重に策定した計画をも狂わせる2つの大きな課題を引き起こすことがあります:

  1. 発見の遅れまたは見落とし: 例外事象が適切なタイミングで検出されず、見落とされることが多々あります。その結果、問題を緩和するための早期対処を行う貴重な時間を失い、影響が拡大してしまいます。
  1. 手作業による煩雑な対応: 例外事象が見つかると、その対応には膨大な手作業が発生します。古いデータの確認、繰り返されるメールのやり取り、終わりの見えない電話対応など、非効率なプロセスが業務の負担を増大させます。

輸送可視化領域でのリーダーであるproject44は、これらの課題に対して実際に解決できるよう取り組んでいます。弊社は、例外管理のプロセスを抜本的に見直し、業務効率を飛躍的に向上させるためのソリューションを提供します。

例外事象検知を合理化 

例外事象は重大な業務課題につながるため、例外事象の迅速かつ正確な特定は、業務の安定性を確保し、サービス品質を維持する上で不可欠です。

project44はお客様の課題を認識し、これまでも、予測インサイト、カスタマイズ可能な通知機能、簡単なレポート機能を備えた強力な例外管理ソリューションを提供してきました。しかし、弊社は単に堅牢なだけでなく、さらにシンプルで直感的なシステムの必要性を認識し、新たに 「Exceptions Engine」 を開発しました。このツールは、輸配送管理のあり方を変革し、かつてないスピードと精度で重大な問題を特定できるように設計されています。

Exceptions Engine は、project44の豊富な業界経験をもとに最先端のテクノロジーを活用して強化・構築しており、次のような機能を提供します。

  • 迅速な特定: このエンジンは、例外事象がより大きな問題へと発展する前にすばやく特定し、従来のやり方では避けられなかった遅延を最小限に抑えます。オペレーションの安定性を維持し、厳しいサービス基準を満たすためには、例外事象の迅速な検出は必要不可欠です。
  • カスタマイズ性と柔軟性: ロジスティクス業務は企業ごとに異なることを考慮し、Exception Engineでは、お客様がご自身のオペレーション要件に基づいて独自の例外ルールを設定できる機能を備えています。例えば、「トラック輸送の遅延が一定時間を超えた場合」や「書類の不備が発生した場合」など、さまざまなシナリオに対応できるよう設計されています。
  • 統合された可視性: 例外事象をひとたび設定すると、定義されたれ以外が即座にproject44プラットフォーム全体で可視化されます。そのため、関係するすべてのチームメンバーが同じ情報を共有し、一貫性のある正確なデータをもとに業務を進めることが可能になります。

Exceptions Engineは上記のケイパビリティ提供を通じて、単にプロアクティブな障害管理の支援だけでなく、チームがそれぞれの独自の業務ニーズに合わせてアプローチを調整できるようにします。Movementプラットフォームが例外を自律的に特定できるようになることで、サプライチェーン内での問題を認識するまでにかかる時間が約40%削減されます。この効率向上により、チームは迅速に解決へと進むことができ、問題対応力の強化や、業務への影響の最小化を図ることが可能になります。

解決までのステップを簡素化 

例外対応は一人で完結するものではなく、効果的に解決するには複数のチームメンバーや部門横断的な連携が欠かせません。しかし、誰がどのような責任範囲を担当しているのかを正確に把握するのは容易ではありません。従来の方法では、例えばメールで出荷リンクを共有しても、情報がすぐに古くなったり、誰が影響を受ける可能性のある貨物の対応を進めているのかが不明瞭になりがちです。このような状況では、チーム内の連携が難しくなるだけでなく、迅速な問題解決も妨げられます。
project44のTask Management機能は、ユーザーはMovementプラットフォーム上で出荷に関するタスクを直接作成・割り当て・解決まで一元管理することが可能になるため、こうしたプロセスを合理化できます。ログインすると、すぐに自身にアサインされたタスク一覧が表示されるため、優先すべき業務を素早く把握し、効率的に対応を進めることができます。

ユーザーは各タスクの詳細をすばやく確認し、コメント追加や、タスクのステータス更新ができます。そのため、チーム全体でのコミュニケーションとコラボレーションを飛躍的に促進します。プラットフォーム内から関係者へメール通知が自動送信されるため、チームメンバーは定期的にプラットフォームにログインしなくても、最新情報を把握し、業務に関与し続けることができます。このシステムは、従来の電話やメールといった断片的でリアルタイム更新が難しいコミュニケーション手段と比べ、大幅な改善をもたらします。


Task Managementの機能追加により、project44は例外事象の解決にかかる時間を約20%短縮し、チームがトラブルに迅速かつ効果的に対応できるようにします。この強化された管理機能により、緊急の出荷を優先的に処理しやすくなるだけでなく、チームの円滑なコラボレーションを促進し、業務効率と責任の明確化を大幅に向上させます。

例外管理の改善例 

シナリオ例: ある輸配送コーディネーターが、「遅延 >1日」という例外がトラック輸送に発生したというメール通知を受け取ったとします。彼女はすぐにキャリアへ連絡するためのタスクを自身に割り当て、その対応状況をチームメンバーにも見える形で登録します。この透明性により、チーム内の誰もが彼女が対応していることを把握でき、重複対応を防ぐことができます。

キャリアからのフィードバックを検討した彼女は、サプライチェーン内の混乱を最小化し、サービスレベルを維持するため、出荷をキャンセルすることを決定し、代替キャリアを手配するための新しいタスクを同僚に割り当てます。同僚はすぐに新しいタスクのメール通知を受け取り、迅速に行動を開始できます。


上記のように向上したプロセスにみられるように、Task Management機能は単に例外事象の特定および解決を効率化するだけでなく、チーム内の透明性と責任の明確化を促進することがおわかりいただけるでしょう。チームメンバー全員が例外の進捗を追跡し、対応履歴を確認できるため、重要な出荷が見落とされることはありません。

お問い合わせ 

project44のMovement プラットフォームは、貨物の可視化だけでなく、予期せぬ例外が発生したときに組織の効率性とコラボレーションを大幅に改善するものです。  

Exception Management機能が貴社の業務をどう改革できるか、より詳細をご希望の方は、ぜひこちらのフォームかあるいはmarketing_jp@project44.comにお気軽にお問い合わせください。